【バンガード】米国高配当ETF・VYMを主力とする理由

株式投資
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中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。

「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。

会社をやめるために給与以外のCF(キャッシュフロー)を育てています。

高配当株からの配当金もその1つで、高配当株投資を始めてちょうど1年が経ちますが、年間17万円ほどの配当金が入るまで育ってきました。

私の中期目標は、10年後に配当金を約10万円もらえるような資産を作ることです。

そのため、上記記事に書いたような理想のポートフォリオに近づけるように毎月ETFや株式を購入しています。その理想のポートフォリオの中でも一番大きな割合を占める【VYM・バンガード米国高配当株式ETF】について書いてみたいと思います。

主力にしようと思ったからには、理由がありまぁす!!

VYMの基本データ

  • ティッカー:VYM
  • 名称:バンガード・米国高配当株式ETF
  • 対象:米国大型株
  • 運用開始:2006/11/10
  • 経費率:0.06%
  • ベンチマーク:FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
  • 組入銘柄:393銘柄(2020/5/31)
  • 分配金支払月:3,6、9、12月
  • 株価:80.50ドル(2020/6/19)
  • 配当利回り:3.42%(2020/6/19)

VYMは、米国大型株の中でも、配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成されるETFです。市場平均利回りが約2%ほどですから、その利回りを上回る約400社で構成されており、現在の利回りは約3.4%となっています。

よく比較されるステートストリート社のSPYDやブラックロック社のHDVと比べると構成銘柄が約400社と多く、良く分散されています(他2つは80社程度)。また、時価総額加重平均で構成比率が決まっています(SPYDは均等加重、HDVは配当加重)。このあたりは、「高配当を狙うなら、よーく分散させましょう」というバンガード社のメッセージのような気がしますね。

世界で最も運用額の大きい投資信託会社であるバンガード社が運用しているだけあり、経費率は0.06%と非常に低いものとなっています。

構成銘柄

バンガード社HPから

大型株中心なだけあって有名銘柄が並んでいます。しかし、大型株中心とは言っても、S&P500の中央値と比べると低いです。

また、上記の上位10銘柄で全体の27.4%を占めています。構成比率が最も高いJNJで約4.3%ですから、分散が効いているのがわかります。

また上位20銘柄まで見てみると、PEP、KO、ABBV、CVX、WMT、MCDなどが名を連ねています。

加えて上位30銘柄まで見てみると、PM、IBM、C、GILD、WFC、LMTとこれまた有名どころがズラリ。

この上位30銘柄までが構成比率1%を超える銘柄たちで、この30銘柄で全体の56.5%を占めます。

約57%を30銘柄、残りの約43%を約360銘柄で占める形と書くと、全体像が分かりやすいでしょうか。

このように、米国の高配当銘柄は構成比率がどうあれ、ほとんど含まれています。なお、VYMの銘柄入替えは年1回です。これに個別株を加える場合は、構成比率を上げたい銘柄をさらに追加で持つようなイメージになると思います。

構成セクター

バンガード社HPから

公式HPにはICBによる分類が掲載されています。これをGICS分類に引き直したものが下記の円グラフです。

私はこちらのセクター分類の方がしっくり来ます(笑)セクター分類については以下の記事をどうぞ。

ということで、ヘルスケア・金融・生活必需品の3セクターで約半分を占めています。また、意外と情報技術も多いですね。インテルやシスコシステムズなどが上位構成銘柄に入っているからでしょうか。

高配当になりがちなエネルギーセクターは意外と比率が低いです。エクソンモービルとシェブロンだけが上位構成銘柄になっています。

景気敏感な金融比率がやや高いというところがすこーしだけ気になりますね。配当という観点から言うと、欧州ではコロナショックを受けてのECBの要請により、半分の銀行が配当停止をしています。アメリカでは、まだそのようなニュースは出ていませんが、このニュースを聞いたときは少しヒヤッとしました。

VYMではJPモルガンチェース、シティグループ、ウェルズファーゴの3つが上位構成銘柄となっていますから、これらの銘柄の動向には注目です。

設定来の分配金と増配率

設定来の分配金は上記のとおりです。リーマンショック時は、翌年の2009年と2010年に渡って2年連続の減配となっていますが、2010年以降は増配を続け右肩上がりの推移です。

2020年は2期分の分配金が発表になっており、この6月分については0.8368ドルとなっています。これは前年同期比33%の増配、前期比50%の増配となっています。この状況下で増配は素晴らしいことです。

しかし、リーマンショック時は翌年、翌々年に減配となっていますから、まだまだ気が抜けませんね。

リーマンショックで2年連続の減配となった後に、2011年、2012年と2年連続で20%を超える増配を行い、一気に分配金額を戻しているのがわかります。

2013年以降は安定して10%ほどの増配率となっています。その間の平均増配率は8.62%です。

もしこの平均増配率が今後10年続くとしたら、2030年の分配金額は約7.05ドルになります。これは現在の株価で計算すると8.75%の分配金利回りとなりますね。

凄まじい数字です。ここまでうまく行く10年となるかはわかりませんが、一つの目安にはなるかもしれません。

株価の推移

S&P500、VIGとの比較

yahoo financeより

小さな図ですが、VYMの設定日(2006年11月10日)を基準とした株価の推移を、S&P500(赤)とVIG(紫)のそれと比較したものです。

株価は設定来、約15年で1.6となっています。

2016年頃まではS&P500にも遜色ない推移を見せていましたが、その後引き離れています。これは、VYMに含まれていないGAFAM銘柄などのグロース株の株価が大きく上がったためですね。分配金込みのパフォーマンスならもう少し差が縮まるかもしれませんが、高配当の成熟株が構成銘柄に多いため、やはりS&P500の成長力には敵いません。

コロナショックでは同じくらいの下げ幅ですが、その後の回復力がまったく違います。

SPYD、HDVとの比較

vs SPYD yahoo finance
vs HDV yahoo finance

もう一つ比較として、同じ高配当ETFであるSPYD(黄色)・HDV(緑)の株価の推移を、それぞれの設定日を基準として、VYMのそれと比較したものです。

こう見ると、VYMの方が株価の推移としてはやや良さそうです。

SPYDとはコロナショックまではほぼ互角の推移でしたが、コロナショックにおいては、VYMの方がSPYDよりも下落幅は小さく回復も力強いです。

また、HDVとは2016年以降からやや差が付き始めているように見えます。おそらく、エネルギーセクターの割合がより高いHDVが、2016年以降軟調なエネルギー銘柄の影響をより強く受けたものとも考えられます。しかし、コロナショックでの影響は両者とも同じくらいですね。

【まとめ】なぜVYMを主力とするのか

ここまで見てきましたが、配当を主眼においた投資をしている中でVYMを主力にしようと思ったのは、SPYD、HDVと比較して

・より分散が効いている

・米国高配当株をほぼ網羅している

・株価の推移も良いため、キャピタルゲインもある程度狙える

という理由からです。しかし、分配金利回りは、現在3つのETFの中では最も低くなっています。しかし、増配率もなかなかですし、このまま行けば10年後に理想とする利回りは叶えられます。ここは目先の利回りではなく、今後の分配金と株価の着実な成長を期待したいと思います。

米国株を始めた当初はSPYDが高利回りで魅力的に映りましたが、主力とするにはやや難があると感じ始め、VYMにシフトすることを考えました。コロナショックで株価が大きく下がったところで積極的に買っていき、今月の買付でも買い増すことができました。

そして今後も買い増していこうと思います。

ということで、私がVYMを主力とする理由を書いてみました。参考になれば幸いです。

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