中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。
「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。
経済的に自立して会社をやめるために不動産投資と株式投資をしています。株式投資は、2020年7月に全世界株式インデックス投資に転換しました。
VTに含まれる全世界株式の銘柄のうち、米国以外の国の銘柄をザクっと紹介しています。今回はその第三弾の記事です。
2020/7/31現在、VTを構成する国々は以下のとおり。

※企業の国籍については基本的に本社所在地で振り分けています。が、多国籍企業等はミスがあったらごめんなさい。
各国の主力企業たち
前回はヨーロッパの小国たちまで紹介したので、今回はアジアの国々からです。とりあえず日本は置いといて、オーストラリアからスタート!これらアジアは一応、「アジアの先進国」という括りです!
オーストラリア🇦🇺
・オーストリア・コモンウェルス銀行 89位
→ オーストラリアの構成割合トップ企業。オーストラリア市中銀行としては第2位。元はオーストラリア中央銀行の役割を果たしていた由緒正しい銀行。いかにもイギリス連邦的な名前が素敵。
・BHPグループ 110位
→ オーストラリアが誇る世界最大の鉱業会社。豪企業と英企業が合併したため、現在も2国で上場されている。資源大国のオーストラリアらしさが出ています。
・ウエストパック銀行 216位
→ オーストラリア四大銀行の1つ。”かつて”は高配当銘柄として有名だったものの、配当停止を発表しました。もう名前も見たくない高配当株投資家も多いのでは?
さすがイギリス連邦の一角だけあり、多くの企業が上位にランクインしています。ここに紹介した以外には銀行、食品などが多いです。しかし何と言ってもBHPの存在感が大きいですね。
韓国🇰🇷
・サムスン電子 84位
→ 言わずと知れた韓国最大の企業であり世界有数の電子部品メーカー。有機ELディスプレイ等の分野で世界第1位のシェアを誇る。
・NAVER 290位
→ 韓国最大手のポータルサイト運営会社。「NAVERまとめ」がもうすぐ終了。LINEの親会社。
韓国企業は半導体製造メーカーやネット関連の企業がランクイン。韓国と言えば電子部品というようなイメージも出来つつありますね。その他自動車会社も強いですね。
香港🇭🇰
・AIAグループ 70位
→ 香港トップは世界的生命保険会社であるAIAグループ。元はAIGのアジア部門だったがリーマンショックの際にAIG救済のために分離された企業。
・香港証券取引所 148位
→ 東京・シンガポールと並ぶアジアの金融街ということで証券取引所がランクイン。
中国支配が強まっている香港。その他、本社はロンドンですがHSBCなども香港に関連する企業と言えると思います。
シンガポール🇸🇬
・シンガポール・テレコム 744位
→ 創業100年以上を誇るアジア最大級の通信会社。顧客数はなんと5億人。
アジア金融の中心地の一つだが、大企業は少なめ。ちなみにランキング1位は400位のDBS銀行(旧シンガポール開発銀行)。
ニュージーランド🇳🇿
・フィッシャー&ペイケルヘルスケア 733位
→ オークランドに本社を置く医療機器製品メーカー。うーん、知らない。。
中国🇨🇳
・アリババ 7位
→ 厳密に言うとADR銘柄ですが、トップ10入りはアリババ。中国最大のIT企業で、アジアで最も時価総額が大きな会社。電子決済関連会社、ソフトウェア会社、ポータルサイト運営企業など多くのIT企業を傘下に束ねる持株会社。
・テンセント 8位
→ こちらもトップ10入り。アリババに抜かれるまでアジア最大の時価総額を誇ったIT企業。主力はゲーム事業で、世界最大級のゲーム会社の1つ。様々のオンラインゲーム配信会社を傘下に持つ。
・チャイナモバイル 266位
→ 顧客数7億人越えという世界最大の通信会社。そりゃあれだけ人口抱えていればそうなりますね(笑)
・バイドゥ 300位
→ 別名中国のGoogle。中国国内ではGoogleが使えないため、このバイドゥの検索エンジンが最大手。検索エンジンサイトではGoogleに続く世界第2位。
一応、新興市場というカテゴリにも関わらず、アメリカ、日本に続くシェアを誇る中国。トップ10入り企業を2つも出すなど、個々の企業の大きさを見れば日本を圧倒している。その他、2桁順位や100位台にも多くの企業がランクイン。
中国以下は新興市場となります。
台湾🇹🇼
・TSMC 22位
→ 台湾が世界に誇る世界最大の半導体製造企業。全世界の半導体の半分以上を生産。クアルコム、アップル、ファーウェイなどが顧客に名を連ねる。
・メディアテック 274位
→ 台湾企業らしくない名前。こちらも半導体メーカーだが、TSMCとは違い工場を持たないファブレスメーカー。
親日国として知られるお隣台湾。半導体メーカーがとにかく強いですね。TSMCはトヨタよりもはるかに上位にランクイン。
インド🇮🇳
・リライアンス・インダストリーズ 199位
→ リライアンス財閥の中核をなすインド最大のコングロマリット。油田開発や石油化学事業などを手掛ける。
・HDFC 233位
→ インドの住宅ローン金融を手掛ける金融機関。
インドの構成割合は比較的高く、イタリアなどよりも高いことに驚きです。
ブラジル🇧🇷
・ヴァーレ 463位
→ ブラジルの資源開発会社。主力は鉄鉱石で、鉄鉱石世界三大メジャーの一角を占める。世界シェアの30%以上を占める資源国ブラジルを象徴する大企業。
南アフリカ🇿🇦
・ナスパーズ 113位
→ 113位と上位にランクインしたのは、メディア事業を手掛けるナスパーズ。世界130か国以上で事業を展開する多国籍企業。中国のテンセントにも出資しており同社の約3割の株式を保有。アフリカでもっとも時価総額の大きな企業。
ロシア🇷🇺
・ロシア貯蓄銀行(スベルバンク) 502位
→ 世界でも上位に入る大銀行で、ロシア国内で高いシェアを誇る。ロシア国立銀行の預金業務を継承した由緒正しい銀行である。
サウジアラビア🇸🇦
・サウジ基礎産業公社 493位
→ サウジと言えば世界第2位の時価総額を誇るサウジアラムコですが、VTには含まれず。ということでサウジ基礎産業公社という石油関連製品のメーカーをご紹介。なんと栃木県真岡市にも事業所あり。
タイ🇹🇭
・タイ石油公社 592位
→ 天然ガス、石油事業を手掛けるタイ最大の企業。タイ政府が大株主の半官半民企業。
その他(笑)
さすがに0.1%の構成割合になってくると、800位ほどの上位10%にはランクインがあまりなくなってくるので、この辺で(笑)。
まとめ
日本については、毎月のVT定点観測記事で詳しく見ているので、この記事で紹介はしません。
あまり世界経済の話題に入ってこない国でも、その国を代表する大企業があるということがよくわかりました。今回の記事でいうと、南アフリカのナスパーズなどですね。113位にランクインですから、かなり上位にいることがわかります。
VTを買うということは、世界中の優良企業の株を買うということです。
紹介した以外にも大企業・優良企業が多く含まれています。そう思うと、とても心強く思えてきますね。
ということで、趣味から始まった記事ですが、第三弾のこの記事をもって終わりにします。
ここまで読んでくれた方は、私の趣味に付き合ってくださり、ありがとうございました。
それでは。
コメント