【国際分散投資】VTとeMAXIS Slim どちらがいいの?【私見】

株式投資
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こんにちは、むたろうです。

国際分散投資をするにあたって検討銘柄の筆頭に挙がるのが、【VT】と【eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)】でしょう。

私も散々迷い、迷った挙句【VT】に決めました。

そこで、これらの銘柄のどちらが良いか、私の検討経緯を含めて私見をまとめてみようと思います。

いきなり結論

結論

一から国際分散投資を始めるなら【eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)】

いきなり結論ですが、上記のとおりです。

これから国際分散投資を始めようとしている方なら【eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)】がややおすすめできると思います。

ここで「やや」と書いたのは、インデックス投資で国際分散投資をしようと考えた時点で、普通の人が取り組む投資としては99点、または98点とも言われているからです。

ですので、すでにVTを積み立ててインデックス投資をしている方も、後悔する必要は全くありません(笑)

既に99点は取れています。私も、実際に買っているのは【VT】です。

それでは、結論のとおり考えた理由を見ていこうと思います。

この話は、99点なのか、99.5点なのか、そのくらいの細かなレベルの話だと思ってみてください。どちらも大差はありません(笑)

※あくまで私見です。

前提として

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

  • 日本国内の投資信託(運用会社は三菱UFJ国際投信)
  • 投信信託なので市場価格があるわけではなく、基準価額をもとに売買
  • 1円単位で購入可能
  • 信託報酬は0.1144%
  • MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動
  • つみたてNISA対象
  • HPはこちら

VT

  • アメリカのETF(運用会社はバンガード社)
  • ETFなので上場されており、市場価格によって売買される
  • 市場価格に基づいて1株単位でドル購入
  • 経費率は0.08%
  • FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動
  • つみたてNISA対象外(NISAは対象)
  • HPはこちら

理由① 円建てで1円単位で買える手軽さ

これこそが、これから始める方にeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)をおすすめする一番の理由です。

インデックス投資は長期に渡って、自分の生活や市況が良い時も悪い時も続けていかなくてはならない投資です。

そのためには、「簡単に買える・継続できる」ということが肝要です。

積立購入するのに複雑な手続きが必要だったりすると、インデックス投資を続けていくのに障害となる可能性があります。

前回の記事でも書きましたが、そのためには積立行為を自動化することが有用な手段として挙げられます。

そのような観点から考えると、ドルでの購入となるためドル転の手間が増えるVTよりは、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に軍配が上がると思われます。また、ドル転には為替手数料もかかります。

さらに完全な積立作業自動化が可能なのもeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)です。

VTは、ドル転→証券会社への入金作業はどうしても手作業となってしまいます。

なお、証券会社で外貨決済をして買えば自動化できなくもないですが、外貨決済でのドル転は為替手数料がより多く取られるため、あまりおすすめできません。

理由② 分配金の取り扱い

複利効果を最大化するには、支払われる分配金を再投資することが必要となります。

この点、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、分配金の支払いは抑制されており(支払い実績なし)、信託財産中に留保されたまま再投資されます。

分配金の支払いがないということは、分配金に対して課税されることも運用資産が減ることもなく、利益を雪だるま式に運用することで複利効果を最大化させることができます。

一方、VTは年4回分配金の支払いが行われ、支払われた後に自ら再投資することとなります。

また、VTの分配金に関しては「三重課税問題」もあります。

簡単に言うと、①世界各国それぞれの配当金に対する課税、②運用会社所在地のアメリカでの課税、③日本での課税、の3つがVTの分配金には発生します。

確定申告で「外国税額控除」を行えばある程度取り戻すことができますが、手間もかかります。

なお、NISAなどの非課税口座を使っている場合は、③の日本での課税はされませんが、その場合外国税額控除を使うことはできませんので、①と②については課税されることになります。

この分配金に対する課税が発生する分、複利効果の最大化という観点からVTはやや不利になると考えられます。

理由③ 経費率の差もほとんどない

経費率はぱっと見たところVTの方が安く見えますが、VTはドルで購入するための為替手数料もかかります。

細かい計算は省きますが、両者の経費率にはほとんど差がないと言って良いでしょう。

となると、わざわざ理由①、②のメリットを捨ててまでVTを買う理由というのが乏しくなってしまう気がします。

番外編 VTのメリット

惑わすようですが、VTのメリットを軽く書いておきます。

まずは運用会社が世界最大級の投資信託会社であるバンガード社。

VTの純資産額も2300億円(eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は860億円)と巨大で、運用会社とその規模からいうとVTに軍配です(三菱UFJ国際投信も立派な会社ですが)。

経費についても「ほぼ差がない」と上で書きましたが、投信の経費には「隠れコスト」があったりとやや不明瞭な部分もあります。

その点VTの経費は「0.08%プラス為替手数料」と、明瞭に示すことができるのも良い点の一つかなと思います。

また、メリットというほどのことではありませんが、連動指数の違いがあります。

両者とも連動しているのは全世界株式に関する指数ですが、VTが連動している「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」の方が構成銘柄数(約9000銘柄)が多く、全世界の時価総額の98%をカバーしています。

これは、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が連動している「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」よりも大きな数字です(約2500銘柄、全世界時価総額の85%)。

そのような意味で、「本当の全世界株式」はVTなのかもしれません(笑)

なお過去のリターンは誤差程度ですが、ほんの少しMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの方が良いみたいです。

まとめ

私見を書いてみました。

このような観点を考慮しつつ、最終的に自分で納得のいくものを選ぶのが良いと思います。

私は、過去記事でも書いたように、①米個別株を売って得たドルをある程度持っていた、②確定申告は毎年しているので外国税額控除も苦ではない、③バンガード社が好き、などの理由から自分と妻の口座ではVTを積立購入しています。

しかし、一方で、一から始める息子のジュニアNISAの口座は、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を購入します。

繰り返しになりますが、インデックス投資で国際分散投資をしようと決めた時点で99点まで来ているのです。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)でもVTでも、どちらを選んだからと言って大きな差が出ることはないと思いますので、気負わずに決めれば良いでしょう。

以前の私のように、どちらを使って国際分散投資をするべきか迷っている人の助けになれば幸いです。

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