【VT】国際分散投資にした理由【インデックス投資】

株式投資
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中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。

「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。

経済的に自立して会社をやめるために不動産投資と株式投資をしています。株式投資は、2020年7月に全世界株式インデックス投資に転換しました。

インデックス投資を始めるにあたって、

米国集中か、国際分散か

円建て投資信託か、米国ETFか

を迷う方は多いと思いますが、私は米国ETFでの国際分散投資を選択しバンガード社のETF「VT」を買っていくことに決めました。

参考になるかわかりませんが、私がそう決めた理由などを書いてみようかと思います。

簡単に言えば、基本に忠実な投資にしたかったから(笑)

国際分散投資をする理由

今まで高配当株投資という王道以外の投資をしてきたこともあって、「王道の、基本に忠実な投資にしたい」という思いが強かった部分もあります。そうなると、米国集中投資よりも国際分散投資が基本に忠実、ということになると思います。

経済アナリストなどの賢い人たちの意見や、古典的名著の内容・データの数々については、たくさんの方がブログ等でまとめておられるので、同じようにそれらをすべて挙げて解説していくということはしません。「それらを参考にした上で私がどう考えたか」ということを書いてみたいと思います。

今はアメリカ経済が強いが、未来はわからない

リーマンショック後のアメリカ経済一人勝ち状態については、株式投資をされている方からすると馴染みのあることだと思います。だからこそ、この10年の間に米国株投資へのアクセス方法が急速に整備され、多くの人たちが米国株に投資をするようになったのだと思います(もしくはその逆もあり得ますね。卵が先が鶏が先かの議論かもしれません。)。

しかし、私は「未来のことはわからない」という考えを最終的に持つことになりました。持つことになったというより、私自身の元来の性格的部分かもしれません。

結局、ここをどう考えるかで国際分散投資か米国集中投資かは分かれるのだと思います。様々なデータや意見に触れて「いや、それでも未来は分からない」と思うのか、「いや、この傾向からすると今後もアメリカ経済一人勝ちは固い」と思うのか。

どちらも正解でしょうし、意見を戦わせても最終的な感じ方は人それぞれなので、議論は平行線のままでしょう。

私個人としては、特にここ10年の好調さだけを見て米国集中投資をするのは危険だと考えました。その意識は高配当株投資をしていたときから持っていたので、これは私の感じ方なのだと思います。

確かに全世界株式には、政治・経済不安のある新興国や何かと問題のある中国の株式も含まれています。しかし、それでも「未来は分からない」というのが私の結論です。

どの国が伸びても全世界株式を買っておけば取りこぼしがない

「ここ10年でアメリカ経済や世界経済の仕組みがそもそも変わった。グローバル化がさらに進み、各国経済の結び付きが強くなった今、GAFAMを中心としたアメリカのグローバル企業が伸びないわけがない。」という意見もあります。それならそれで構いません。

VTの構成銘柄地域割合の約6割がアメリカです。ですので、アメリカ経済が伸びてもらうことに何の問題もありません。その場合、VOO(S&P500)やVTIに集中投資した方が、ここ10年そうだったようにVTよりもリターンは良くなるでしょう。しかし、VTでも十分に恩恵は受けられます。

また、アメリカ以外の先進国や新興国の経済成長がアメリカよりも良かった場合、国際分散投資なら取りこぼしがありません。それによって数字的なリターンがどうなるかはわかりませんが、そうなった場合に、私個人が「国際分散投資をしておけばよかった・・・」と後悔することがなくなるのは確実です。

私個人は、今後もアメリカだけが一人勝ちだったとしても「米国集中投資をしておけばよかった・・・」とはならないと思うのです。なぜなら、アメリカ経済も多くの割合でVTに含まれているのですから。

どの国の経済が今後大きく伸びたとしても、それが全世界の中で相対的に大きな割合を占めるのであれば、自動でリバランスをして割合を高めてくれるのが時価総額加重平均インデックスの良いところだと思います。

NOVELINVESTORSから引用

また、上図はネットで拾ったものですが、2006~2020年までのアセットクラス別のリターンに関する図です。オレンジがS&P500です。2013年以降は上位にいますが、それ以前は紫の新興国株や紺の先進国株に負けることもままありました。「未来はわからない」というスタンスでいた方が良いような気持ちにさせてくれる図です(笑)

また、「各国経済のグローバルな結び付きが強くなった今、アメリカ経済がコケれば世界経済がコケる」とも言われます。だったら、リターンの大きい米国集中投資をした方が良いのでは?という意見もあります。それはそうかもしれません。しかし、アメリカ経済がコケないまでも成長が鈍化、その他先進国経済などが順調に成長、というシナリオも十分考えられるのではないでしょうか(人口減少国のEUや日本が伸びるなんてあり得ないという声も聞こえてきそうですが笑)。

さらに、「アメリカのグローバル企業は全世界で商品やサービスを提供しているので、そのようなアメリカ企業の株を買えば全世界に投資をしているのと同じでは」という意見もあると思います。しかし、商売を全世界で展開しているという点と、国の経済成長の見込みやカントリーリスクの分散という点は少し別問題かなと個人的には感じます。それは利益の源泉がグローバルなだけであり、株式投資における国際分散とは次元の違う話ではないかなと思ってしまいます。

と書いてみましたが、未来はわかりません(笑)

今後の見通しも悪くない

データはあまり出さないと言いながら、先日公開されたバンガード社の「Economic and market outlook: A midyear update」という2020年半期のレポートからバンガード社の見通しを引用します。

Economic and market outlook: A midyear updateより引用

今後10年の米国及び米国外株式の平均年間リターンは、米国株式4-6%と比較して非米国株式7-9%と非米国株式が高くなっています。

私は、この見通しの信憑性について確かめることは到底できませんし、このレポートだけをもって「国際分散投資すべき!」と思うわけではありませんが、世界最大規模の資産運用会社が全世界に向けて発表した資料の内容がそのようになっている、ということは頭の片隅に置いておいても良いのかなと思いました。

米国ETFを選んだ理由

国内投資信託の低コスト化が進み、円建で購入できる優良投信が増えているというのはニュース等で知っていましたが、今回良く調べてみて、それは本当だったのだと改めて思いました。「投資信託というと証券会社のぼったくり商品」といイメージが抜けきっていなかった私にはよい刺激でした。

その中で国際分散投資をするならば三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」にしようと考えていましたが、最終的には米国ETF「VT」を選びました。細かなリターンの差などは検討の結果ほとんどないものと考えました(そもそも連動する指数が違うので単純比較はできない説)ので、それ以外の理由を書いてみます。

米国個別株等を売った資金の多くがドルで残った

正直、これが一番大きい理由です。

もともと米国ETFのSPYDやVYM、米国株やADR銘柄を使って高配当株投資をしていたので、それらを売却した資金のほとんどがドルで手元に残りました。

そのドルを再度円転して投資信託を購入するということも考えましたが、すべての銘柄を売った際に50万円近くの損切りをした上、さらに為替手数料及び為替差損(今より円安時にドル転した資金でした・・・)が発生するのも良くないと思いました。

そこで、そのドルのまま買い付けられる米国ETFの「VT」を選ぶことにしました。円建て投信はドル転不要な上、買付も自動でできるので円を持った状態でインデックス投資を始めるなら投資信託を選んだと思いますが、このような理由でVTとしました。

なお、住信SBIネット銀行とSBI証券を使えば、外貨積立とETF自動買付サービスがありますから、SBI証券への外貨入金以外はほとんど自動で積み立てることができます。

確定申告は毎年しているので外国税額控除が苦にならない

ETFのデメリットとして「配当に対する二重課税」「配当再投資の際の非効率性」等が挙げられます。これについては、外国税額控除を使って軽減しようと考えています。

幸い、不動産所得があるので毎年確定申告をしています。ですので、新たに確定申告を始める手間はないですし、例年やってることに少し手間を加えるだけで外国税額控除を受けることが可能です。

また、VTならば単価がVOO、VTIなどと比べて安いので、総資産の少ないうちから配当再投資が行えます。

例えば、30,000ドルのVTの配当利回りが2%とすると、年間配当金は600ドルになりますので、四半期の配当金は税金を考慮しても100ドルを超えます。であれば単価80ドルほどのVTであればすぐさま再投資による買付が可能と考えました。

大金を預けるならバンガード社を信頼する

これは大きな理由ではないです。

が、10年、20年後まで積み立てると数千万円の資産規模になることが予想されます。そのような大きな額を預ける先としての安全性を考えると、三菱UFJ国際投信とバンガード社ではやはりバンガード社に軍配かなと。

コストの明瞭さ・透明性、いざという時の流動性という観点から、バンガード社のETFの方が安全性が高いと感じました。ほとんど好みの問題です。

また、現在VTの経費率は0.08%ですが、バンガード社には今後も継続的な経費率引き下げを望みます(笑)

今後の方針

そんな理由で「VT」1本に投資をすることを決めました。

現物不動産を除くアセットアロケーションは現金とVTのみ。その中でできる限りリターンを上げるため、生活費・非常用現金と不動産用運転資金・修繕積立資金・買増し資金以外はフルインベストメントとする予定です(この辺は前と変わりません。)。仕事をしているうちは毎月キャッシュが入ってきますから、貯金を取り崩すほどの事態は発生し難いと思料しています。

なお、VTIやVOO、VIGなどと組み合わせることもせず、純粋にVT100%の保有です。組み合わせたところで米国銘柄が被るだけですし。

「リターンはアセットアロケーションで決まる」ということを念頭にとりあえずはフルインベストメントで頑張りたいと思います。

まずは今月末までに、投資に回せるすべての資金をVTにまとめて投資し、来月からは毎月20万円ほどを自動買付で積み立てていきたいと思います。

私なりに考えた理由を長々と書いてみましたが、10年後にどうなっているかはわかりません。まったく当てずっぼうなことを言っていたな、と10年後に笑うことになるかもしれませんが、それでも構いません(笑)「投資は自己責任で」というのはそういうことなのかもしれませんね。

ということで、参考になれば、幸いです。

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