中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。
「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。
会社をやめるために給与以外のCF(キャッシュフロー)を育てています。
高配当株からの配当金もその1つで、高配当株投資を始めてちょうど1年が経ちますが、年間14万円ほどの配当金が入るまで育ってきました。
スタイルは高配当株ETFを中心に個別株を織り交ぜる方法をとっています。
その中の銘柄の1つ、ユニリーバ(UL)について簡単に紹介します。

会社名よりも売ってる商品のブランド名の方が有名かもしれません。絶対飲んだことあるあの飲み物も!
ユニリーバの基本データ
ユニリーバは世界有数の生活必需品メーカーで、ロンドンとロッテルダムに本社を置く英蘭企業です。
イギリスの石鹸会社リーバブラザーズとオランダのマーガリン会社マーガリンユニが合併し設立された会社です。イギリスとオランダの両方で上場しており、両者ともADR(米国預託証券)銘柄としてドル建てで購入することができます。
ULがユニリーバPLCで英国株、UNがユニリーバNVでオランダ株です。ULの方が配当金への課税がないので、買うならULだと思います。
世界各国で食品や生活必需品を販売しており、食品ではリプトン、クノール、シャンプーのラックス、男性化粧品のアックス、石鹸のダヴなど日本でもおなじみのブランドを展開しています。
・Beauty&Personal Care(ヘアケア、スキンケア、オーラルケアなど)が約42.7%
・Home Care(洗剤など日用品)が約21.8%
・Foods & Refreshment(紅茶、アイスなど)が約35.5%
この3つのセグメントで売上が構成されています。
面白いのがユニリーバの決算書にはアイスの話題が多いことです(笑)家庭用アイスがどうだとか外食用アイスの売上が悪いだとか(笑)日本ではあまり見かけないアイスなのですが。
2020年1QではBeauty&Personal Careは横ばい、都市封鎖によりFoods & Refreshmentは大幅減も、Home Careは買いだめ重要で大幅増となり全体として横ばいでした。
・アジア全域、南アフリカ等が約46%
・南北アメリカが約32.3%
・欧州が約21.7%
・先進国(Developed markets)約41.1%
・新興国(Emerging markets)が約58.9%
お膝元の欧州は2割程度となっています。
興味深いのは新興国の割合が約6割と高いこと。市場として伸びる余地のある新興国でしっかりと事業展開しているというのはユニリーバの強みだと思います。
2020年1Qでは、中国市場が大幅減となったものの南北アメリカが大きく伸びて全体としては横ばい。
また先進国と発展途上国では先進国がプラス、新興国がマイナスとなりました。
ユニリーバの売上等推移
データはモーニングスター及び公式IRから持ってきています。

2020年1Qまでの情報ですが、四半期決算では売上しかわからないので、売上のみ記載しました。
売上は緩やかに右肩上がり。利益は右肩上がりです。新興国市場の発展とともに売上・利益ともに上昇している感じですね。
ユニリーバのCF推移

私が、もっとも重要視するキャッシュフローです。
キャッシュフローは素晴らしいです。
営業CFもフリーCFも右肩上がりで、営業CFマージンまでも右肩上がりです。
しっかりと現金を稼ぎ、残せていることが分かります。
ユニリーバの配当推移等

すべてが右肩上がりの素晴らしいグラフです。
調整後EPS及び一株当たりのCFが順調に成長し、それに合わせて増配が行われる理想的な形となっています。
配当については、公式HPを見る限り最低でも1999年から増配を続けています(連続増配年数はわかりませんでした)。
1つ注意が必要なのが、このグラフはユーロ建てで配当を示しています。ADR銘柄としてドルで配当金を受け取る場合はドル-ユーロの為替の影響を受けるため、必ずしもドル建ての配当金が増えるわけではありません。
それでも、生活必需品セクターらしい安定した配当支払いです。
ユニリーバのバランスシート

2019年末のバランスシートです。
様々なブランドを積極的に買収しているため、のれんを含む無形固定資産が大きくなっています。
借入金も多く見えますが公式IRによると

EBITDA有利子負債倍率は1.9倍であり、キャッシュ等総額は1年以内に期限を迎える借入の2.8倍あるため流動性も問題ないとしています。
確かにキャッシュを稼ぐ力はあるので問題ないと思われます。
2020年1Q決算について
2020年1Q
売上高:124億ドル 前年同期比+0.2%
USG 前年同期比+0.0%
ユニリーバは、買収や事業売却などが多いことや、新興国事業の割合が高く新興国通貨の影響を強く受けることなどから、それら買収・売却や為替・インフレの影響を除いた指標としてUnderlying sales growth (USG)という指標を使っています。
事業ごとにUSGを見ると(上でも見ましたが)、
Beauty & Personal Careが+0.3%
Home Careが+2.4%
Foods & Refreshment-1.7%
となっており、簡単に言えば家で使う日用品が伸びて外食などが減ったと言えるでしょう。
コロナの影響を感じながらも、踏みとどまった決算と言えると思います。
2020年通期ガイダンス(予想)
コロナの影響で通期予想は撤回です(何銘柄目でしょうか)。
しかし、確実なこととして
①外食と外用アイスは厳しい(笑)②消費行動の短期的な変化がある(ネット通販とか)③迅速な対応が重要④キャッシュと流動性は安心しとけ
という点を挙げていました。これからアイスのシーズンですしね(笑)
世界中で生活必需品を売っている会社ですし、そこまで業績の心配はしていません。
ユニリーバのまとめ
新興国市場を押さえているという点がユニリーバの強みと思います。
まだ人口や経済が伸びる余地があるわけですから、今後も売上・利益を伸ばせるものと思います。
また、ADR銘柄で配当金が課税されないという点でNISAと相性がよい銘柄です。ライバルのP&Gもいいですが、ユニリーバも候補としてアリだと私は思います。
やや株価は回復していますが、コロナ前と比べると半値戻しと言ったところ。
現在利回り3.5%を超えており、長期的にはさらなる増配を見込めることから今のうちに買いたい銘柄です。
保有状況等
私はULを2株保有(2020/3末現在)しています。
さらに4月の定期買付で3株買い増して、5株となりました。
まだ買いたいですね。
参考になれば幸いです。



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