【銘柄紹介】ファイザー(PFE)【高配当・ヘルスケア】

株式投資
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中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。

「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。

会社をやめるために給与以外のCF(キャッシュフロー)を育てています。

高配当株からの配当金もその1つで、高配当株投資を始めてちょうど1年が経ちますが、年間14万円ほどの配当金が入るまで育ってきました。

スタイルは高配当株ETFを中心に個別株を織り交ぜる方法をとっています。

その中の銘柄の1つ、ファイザー(PFE)について簡単に紹介します。

あのバイアグラを作って売り出した企業!!

ファイザーの基本データ

  • 本社:ニューヨーク州ニューヨーク
  • ティッカー:PFE
  • 設立:1849年
  • 従業員数:約8万8000人
  • セクター:ヘルスケア(Healthcare、GICS分類)
  • 決算:12月末日
  • 配当金支払月:3,6,9,12月
  • 株価:37.91ドル(2020/4/28)
  • 配当利回り:4.01%(2020/4/28)

ファイザーはアメリカの製薬会社で、2019年の医薬品売上高ランキングでは2位の世界的な大企業です。

簡単に言えば、製薬会社は新薬を開発して特許を取り、特許が切れて後発医薬品が発売されるまでの間に莫大な利益をあげます。

中でも年商10億ドル以上の新薬は「ブロックバスター」と呼ばれ、どの製薬会社もこのブロックバスターを開発しようとします。

そんな中ファイザーは、豊富な資金力を生かして新薬を作った会社ごと買収するという方法で成長していきました。すさまじい方法だなと思いますが、2000年頃からこの方法で大きくなってきています。

2019年の売上上位には、Prevnar13(肺炎球菌ワクチン)、Ibrance(乳がん治療薬)、Eliquis(抗凝固薬)が特許切れ前の薬としてランクインし、この3つだけで売上の約3割を占めています。

また特許切れ後の薬としてはLyrica(疼痛治療薬)、Lipitor(高脂血症治療薬)がまだ頑張っています。

利益の内訳(2020年1Q)

・バイオ医薬品が約83.2%

・後発医薬品が約16.8%

この後発医薬品部門が2020年中に切り離され米マイラン社と統合し、世界最大級の後発医薬品会社となるそうです。

これによりファイザー自体はバイオ医薬品の開発に文字通り全力を注ぐ体制となります。

また、2018年まではConsumer Healthcare事業も持っていましたが、2019年中に英グラクソ・スミスクラインと統合しました。

ファイザーの売上等推移

データはモーニングスター及び公式IRから持ってきています。

2020年1Qまでの情報です。

近年は売上・利益ともに安定しています。

2017年は米国税制改革のため、2019年はConsumer Healthcare事業をGSKと統合したことによる一時的な利益が入ったため純利益が多くなっています。

営業利益率も安定して高く、製薬会社らしい高収益体質と言えるでしょう。

2020年1Qは、売上が前年同期比で-8%の120.3億ドルとなりました。前述のLyricaの特許切れが売上を落とす要因となったようです。

しかし、Prevnar13が新型コロナ対策で処方されたことなどからアナリスト予想の116.4億ドルは上回りました。

ファイザーのCF推移

CFについても非常に安定していると言えます。

投資CFが低く、フリーCFがしっかりと残っていますのでキャッシュを稼ぐ力があります。

2019年は営業CFが低くその分フリーCFも減っていますが、これはConsumer Healthcare事業をGSKと統合したことにより80億ドルほどの現金流出があったためです。

一時的な要因ですので問題ありません。

通期でしかCFの発表がないため2019年末までのデータとなっています。

ファイザーの配当推移等

グラフからはわかりませんが、2009年中に大幅減配してから連続増配10年です。

2020年中の配当は一株当たり1.52ドルを見込んでいます。

調整後EPS、一株あたりのフリーCFともに一株あたり配当額を毎年安定して上回っています。しかもそのすべてが右肩上がりで素晴らしいですね。

2020年1Qの一株当たりのフリーCFはデータが発表されていないため0になっています。

ファイザーのバランスシート

2019年末のバランスシートです。

S&Pの格付けではAA-です。

買収によりのれんなどの無形固定資産が多くなっています。また、やや流動負債が多めなのが気になりますが、自己資本も厚く大きな問題はないと考えます。

2020年1Q決算について

2020年1Q決算

売上:120.3億ドル 前年同期比:-8%

調整後EPS:0.8ドル 前年同期比:-5%

前年同期比は下回りましたが、それぞれアナリスト予想(116.4億ドル、0.69ドル)を上回る決算となりました。

また、セグメント別にみると

バイオ医薬品:100億ドル 前年同期比:+11%

後発医薬品:20.2億ドル 前年同期比:-37%

とバイオ医薬品が伸びています。

2020年通期ガイダンス(予想)

売上:485億ドル~505億ドル(2019年:517億ドル)

調整後EPS:2.82ドル~2.92ドル(2019年:2.95ドル)

どちらも2019年をやや下回る程度の通期ガイダンスを維持しました。

新型コロナの影響はほとんど受けておらず、業績予想の変更はしないとのことです。

また、新型コロナ用ワクチンの開発もしており、その結果にも注目されます。

ファイザーのまとめ

2009年に減配をしているので、今後も業績の悪化等があった場合減配をしそうな銘柄ではあります。

ただ、現時点では業績の急激な悪化は見られませんし配当性向にも問題はありませんので、業績がこのままいけば増配さえ見込まれる状況かと思います。

しかし、製薬会社は訴訟のリスクや、国民の医療費と絡む政治的なリスクなども内包していますので、今後何が起こるかわからないという不透明さはありますね。

ですが、ファイザー自体は今後も世界で1,2位を争う製薬会社として買収を繰り返しながら成長していくとは思います。

また、結果は来期以降に明らかになりますが、バイオ医薬品一本に選択と集中を行った点も私には好印象でした。

保有状況等

私はファイザーを6株保有(2020/4末現在)しており、保有株式全体の約0.72%となっています。

上記記事は2020/3末のものです。

私のポートフォリオはヘルスケアセクターが低くなっていますのでもっと買いたいところですが、ファイザーは高配当ETFで有名なSPYD、VYM、HDVすべての組入れ上位銘柄となっています。

減配可能性がある銘柄と考えれば、私もSPYDとVYMを保有していますので、ETFでの間接的な保有を中心にしておき、あまり個別銘柄での割合は増やさない方が良いような気がします。

とは言え、まだ保有割合は1%にも満たないので、今後も決算の状況などを見て買い増ししたいと思います。

参考になれば幸いです。

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