【銘柄紹介】アルトリア(MO)【たばこ株・高配当】

株式投資
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中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。

「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。

会社をやめるために給与以外のCF(キャッシュフロー)を育てています。

高配当株からの配当金もその1つで、高配当株投資を始めてちょうど1年が経ちますが、年間14万円ほどの配当金が入るまで育ってきました。

スタイルは高配当株ETFを中心に個別株を織り交ぜる方法をとっています。

→2020年7月にインデックス投資に転換

その中の銘柄の1つ、アルトリア(MO)について簡単に紹介します。

トップブランドのタバコ「マルボロ」を米国内で販売している企業です。

アルトリアの基本データ

  • 本社:バージニア州リッチモンド
  • ティッカー:MO
  • 設立:1985年
  • 従業員数:約8300人
  • セクター:生活必需品(Consumer Staples、GICS分類)
  • 決算:12月末日
  • 配当金支払月:1,4,7,10月
  • 株価:37.91ドル(2020/5/1)
  • 配当利回り:8.86%(2020/5/1)

アルトリアグループはアメリカのたばこ会社で、旧社名をフィリップモリスと言います。持ち株会社で、傘下の完全子会社にはフィリップモリスUSAがあり、米国内でマルボロなどを販売しています。

なお、フィリップモリスインターナショナル(ティッカー:PM)は、アルトリアグループのたばこ国際販売部門がスピンアウトしてできた企業で、こちらは米国外でたばこの販売をしています。

利益の内訳(2020年1Q)

・Smokeable Productsが約88.1%

・Oral Tobacco Productsが約9.5%

・Wineが約2.83%

・その他が約0.1%

売上のほとんどをいわゆる煙の出るたばこ製品(紙巻たばこ、葉巻など)が占めています。その他9.5%が噛みタバコなどの無煙たばこ製品です。

公式IRから

このたばこ製品のうち、出荷本数ベースで85.8%(218億本)を占めるのが有名ブランドの「マルボロ」です。ですので、アルトリアグループの売上を左右するのは米国内のマルボロと言っていいでしょう。

また、フィリップモリスインターナショナルが日本でも販売していた加熱式たばこ(※注:電子たばこではありません)アイコスも、2019年に米国での販売許可が降りたため、アルトリアグループ傘下のフィリップモリスUSAが販売を開始しています。

アルトリアの売上等推移

データはモーニングスター及び公式IRから持ってきています。

2020年1Qまでの情報です。

売上・利益ともに完全に横ばいです。米国のたばこ市場自体が大きな伸びを期待できないので仕方ない部分ではあります。

近年販売本数は低下しているので、売上が変わらないということは値上げをしているということです。値上げをしても客が簡単に離れないというのはたばこ事業の強いところです。

2019年は、買収した電子たばこなどを販売するジュール社の減損計上により赤字となっています。電子たばこによる死者が出たことなどでアメリカ国内で電子タバコの販売が規制され、買収の狙いが外れてしまいました。

2020年1Qは販売本数が前年比プラスに転じるなど(上記IRの表参照)売上が改善され、売上・利益ともに前年同期を上回りました。都市封鎖に伴う駆け込み需要があったようですね。

アルトリアのCF推移

たばこ株と言えばCFですが、例にもれず素晴らしいCFです。これだからたばこ株は安心できるんですよね。

ということで現金は稼げていますので問題ありません。

2020年1QはCFの発表がありませんので、2019年までの情報です。

アルトリアの配当推移等

特筆すべきは連続増配52年(前身のフィリップモリスから)ということです。過去のデータはあてにならないということはシェルの減配が教えてくれましたが(笑)、それでも今までの企業努力には素直に頭が下がります。

公式IRから

アルトリアの配当については、上記のように調整後EPSの80%を目安に支払うと明記されています。それを踏まえて上記のグラフを見ると、2011年は別としてそれ以降は概ね80%前後の配当性向が維持されています。

利益が頭打ちであることを考えると、今後は大幅な増配は見込めないのではないかと思います。

アルトリアのバランスシート

2019年末のバランスシートです。

S&Pの格付けではBBBです。

ジュール社などの買収のために借入金が増加しました。その上大規模な減損をしたため自己資本は大きく低下し財務は悪化しています。

キャッシュが稼げている間は債務圧縮に問題は生じないとは思いますが、少し気がかりです。

2020年1Q決算について

2020年1Q決算

売上:63.6億ドル 前年同期比:+13%

調整後EPS:1.09ドル 前年同期比:+18.5%

前年同期及び予想(51.7億ドル、1.08ドル)を上回りました。

セグメント別にみると、Smokeable Productsが+13.6%、Oral Tobacco Productsが+11.3%とたばこ製品が大きく伸びています。

2020年通期ガイダンス(予想)

2020年の通期ガイダンスは新型コロナ感染拡大の影響を見通せず撤回しました。

アルトリアのまとめ

米国内が市場となっているため、どうしても従来の紙巻たばこだけではジリ貧となります。

そのため、電子たばこ米国シェアの2/3を持つジュールを買収したものの、健康被害により電子たばこを販売中止とする州も出るなど、現時点では買収がうまくいったとは言えません。そのため、2019年中には巨額の減損も計上しました。

2019年にはフィリップモリスインターナショナルとの再統合の話もあり、市場が米国内のみというのは経営陣も気にしているのでしょうか。

現時点ではキャッシュフローも潤沢ですし大きな問題はないと思いますが、今後も米国での電子たばこの販売状況は注視する必要があると思います。

キャッシュも潤沢で株主還元の意識が高いのがたばこ株の良いところですが、政府の規制や市場の縮小などのリスクはやはり付きまといます。

保有状況等

私はアルトリアを46株保有(2020/4末現在)しており、保有株式全体の約6.28%となっています。

非常に高配当ですので、ポートフォリオ全体の利回り上昇に役立ってくれています。

他と比べて保有割合がそれなりに高いので、現時点では大幅な買い増しは予定していません。

参考になれば幸いです。

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