【課税面で有利?】インデックス投資で定期的なインカムを得るには【出口戦略】

株式投資
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こんにちは、むたろうです。

インデックス投資が敬遠される理由の一つとして、高配当株投資と比較して「定期的な収入の得辛さ」を挙げる人が多い気がします。

果たしてインデックス投資は定期的なインカムを得るには、本当に不向きなんでしょうか?

むしろ、高配当株投資と比べて有利な面はないのでしょうか?

検証してみました。

売れば良いだけ

結論から言えば、必要な分だけ売れば良い、のです。

引退後に、今月10万円が必要となれば、10万円分売却して現金化すれば良いだけです。

「毎月そんなことをしていたら資産が減っていく一方じゃないか!耐えられない!」という方。

4%ルールをご存知でしょうか?

前提となる資産条件等もありますが、ものすごく簡単に言うと「資産を毎年4%(以下)の割合で取り崩していけば、暴落も含めた長期間でも資産がなくならない可能性が高い」というものです。

取り崩しながらも残った資産を運用し続けることで、資産がなくならない可能性が高いのです。

課税面で配当金と比較して有利となることも

簡単な例で見てみましょう。

株価が100円の商品を10,000口購入するとします。

購入価格は100円×10,000口なので100万円です。

①この商品が4%値上がりした(104万円)として、4万円を売却して現金化する。

②100万円の4%である4万円を配当として受け取る。

この場合、税率20%と考えるとそれぞれ税額はいくらでしょうか?

①はインデックス投資、②は高配当投資と考えてみてください。

「現金を、売却して得るか、配当として得るか」の違いを見てみましょう。

計算してみてください。

ヒント

・譲渡所得の計算方法

国税庁ホームページ

・配当所得の計算方法

国税庁ホームページ

それぞれの所得に税率の20%をかければ税額が算出できますね。

なお、配当所得は総合課税ではなく、申告分離課税として考えています。

①の答え

307.2円

【解説】

現在4%値上がりしているので1口104円。

1口104円の状況で4万円分売るので売却口数は384口(売却金額=39,936円)。

取得費は取得単価100円×売却口数384口で38,400円。

譲渡所得は売却金額-取得費なので、39,936円-38,400円=1,536円。

所得税は1,536円×20%で307.2円。

②の答え

8,000円

【解説】

配当所得は配当金額の4万円(取得のための利子はなし)。

4万円×20%で8,000円。

この税額の差!何も考えずに課税されるとこういうことになります。税金は恐ろしいですね。

現金を得たいのならば、配当として得るより売却して得た方が、通常の場合、課税の面で有利となることがお分かりいただけたと思います。

もちろん、①の1口単価がもっと値上がりしていれば、売却のための口数が減る→取得費が下がる→所得が上がる→税額も上がる、ということになります。

また、配当金にしても、申告分離課税ではなく総合課税を選択し、配当控除を使って税額控除を受けることも可能です。加えて、外国税額控除や住民税の申告不要制度などをフル活用すれば、所得金額によっては譲渡所得にかかる税金より低くすることも可能な場合もあるかと思います。

配当控除について 国税庁ホームページ

課税総所得が1000万円以下で、②の4万円がすべて上記イに該当すると仮定すると、配当控除額は4,000円となります。この4,000円が所得税額から控除されることになります。

【まとめ】インデックス投資だってインカムを得られる

インデックス投資でもインカムを得る方法がお分かりいただけたでしょうか?

売るだけです(笑)

特に引退後やFIRE後、資金をなるべく効率的に運用したいと思ったら、税金との闘いは必須です。

大きな定期収入がなくなった後の貴重な収入源と考えた時、なるべく税金は取られたくないですよね。

「配当の方が資産を取り崩すことなく現金が得られる」と考える方の気持ちも分からなくないですが、税金を考えると資産取り崩しの方が有利になる可能性が高いということも考慮に入れるべきかと思います。

もちろん外国税額控除や住民税の申告不要制度などをフル活用して、なんとか配当にかかる税率を下げるという手段もなくはないです。

どちらにしても、税に関する制度はしっかりと理解した上で投資手法は選択した方が良いと思います。

実際にFIREしてから税額に驚き、「こんなはずじゃなかった!」と思うことがないようにしたいですよね。

ということで、インデックス投資で定期的なインカムを得る方法と、課税面の話を書いてみました。

読んでいただきありがとうございました。

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