2011年1月からインデックス投資を続けた投資家がコロナショックで見た風景

株式投資
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こんにちは、むたろうです。

私は、全世界株式へのインデックス投資を今後ずっと続けていく覚悟で株式投資をしていますが、今日はその覚悟を試そうと思います。

2011年1月にインデックス投資を始めて、9年の間、愚直に航路を守り続けたという設定の投資家が、開始10年目の2020年3月にコロナショックの大暴落において見た風景を追体験してみたいと思います。

投資のシミュレーションにおいて、過去の特定期間の切り取りをしてみたところで意味がないことは承知していますが、今日は自分の覚悟を試すためということで大目に見てください(笑)

具体的設定条件

設定条件

①初期金額はなし

②積立金額は月20万円

③2011年1月から毎月末にドル転を行い、そのドルで買い付けられるだけのVTを購入

④分配金は入金された翌月にVT購入に回す(税は無視するので有利な条件となります)

私と同じく、月に20万円をVT購入に回している人を想定します。つまり、私の未来というわけです。

詳細なシミュレーションが苦手なので、大雑把なものとなりますがご容赦ください。

2011年1月から2020年3月の状況

2011年1月から2020年3月までの月末ごとのVTの市場価格の推移は以下のとおり。

市場価格(青線)の落ち込みは何度かありますが、こうしてみると右肩上がりと言って良いでしょう。

2014~2016、2018~2019年あたりはやや停滞した時期と言えます。そして、2020年3月の急落。

一方、ドル円(赤線)は2015年初めまでは円安傾向、そこからやや円高に振れた後は、ほぼ横ばいという推移でした。

2020年3月はどうなった?

条件のとおり愚直に続けた結果は、上記のような結果となりました。

当然ですが累計積立額は美しい右肩上がりを描き、評価額も2013年ころから上振れし始め、常に累計積立額を上回る状態です。

2013年からの評価額の上振れは、為替が円安になった影響が大きいです。円安になれば円換算の資産額は増えます。

コロナショック直前の2019年末頃には、VTの市場価格は約81ドルに達し、損益額等は以下のようになりました。

2019年12月の損益額

累計積立額:約2500万円

評価額:約3691万円

損益額:約1191円

損益率:約47.6%

丸9年の間、インデックス投資を続けてきたことで、相場の好調もあいまって資産が約1.5倍に増えたのです。

「9年間、長かったけど続けて良かったー!」この人はこう思ったことでしょう。

・・・しかし、2020年3月、VTの市場価格は23%下落し、62ドルにまで低下。

グラフの一番右端の部分です。

評価額は積立額を上回っていますが、このときの損益額等は以下のとおりです。

2020年3月の損益額

累計積立額:約2585万円

評価額:約2900万円

損益額:約315万円

損益率:約12.2%

この結果を見て、この人はどう思うでしょう?

この結果をどう思うか?

①そもそも評価額を見ていない。継続するのみ。

②まだ損はしていないし、今後も継続するのみ。

③・・・9年間、他人の爆益報告にも目をつぶってやってきた結果がたった+315万円かよ。

①②の気持ちになる方は、もう読むのを辞めてもらって構いません(笑)

しかし、③の方の気持ちも十分にわかります。

人が個別株やアベノミクスで儲かっている最中、愚直にインデックス投資を続けた結果が9年間で+315万円、+12.2%です。

しかも、2か月前は+1191万円、+47.6%だったのに、です。

そして、当時「コロナショックは長引く」という観測もありましたから、これまでの強気相場が終わりを告げて、これから株価低迷時代がやってくるのでは?という不安も頭をもたげてきます。

市場価格が62ドルからさらに低下したり、数年の間、60ドル台前半で推移したりすることを考えると恐ろしいです。

現在の私たちは、その後株価が急回復する未来を過去の物として知っているから良いですが、2020年3月当時、この人が今後の株価の予想を暗く考えてしまったとしても仕方ない部分はあります。

そして、今のうちに+315万円でも利益確定しておこうと思い、実際にやってしまったら・・・目も当てられませんね。

売っていなければ・・・

その後の市場価格の推移は、御存知のように以下のとおりです。

市場価格は順調に回復し、2020年12月末には史上最高値の92.65ドルにまで達しています。

①②の人のように、コロナショックに関わらずインデックス投資を継続していたら損益額は

2020年12月の損益額

累計積立額:約2811万円

評価額:約4375万円

損益額:約1564万円

損益率:約55.6%

となっていました。

2020年3月時点で売ってしまった人は、悔やんでも悔やみきれませんね。

参考に

参考に損益額と損益率のグラフを張っておきます。

コロナショック(グラフ右方の急落)によって、損益額としては2016年2月くらいまで約4年間時間が戻ってしまったかのような感覚になるのかもしれませんね。この4年間は何だったんだ・・・となりそうです。

しかし、損益率で見ると、2015年中頃の約65%がピークです。2020年末の状況でも約55%ですから及びません。

これは主に為替の影響によるものです。2015年中頃の市場価格は64ドルほどでしかありませんが、ドル円がなんと1ドル124円を付けていたのです。

ドル建てで資産を買う場合、為替の影響が損益率に大きな影響を及ぼすということもよくわかるかと思います。

結論

インデックス投資を始めたら、どんな状況であっても継続することです。

市場そのものが持っているリスクからはインデックス投資と言えども逃げることができません。

ですので、始めてから10年経っても一向に資産が増えないor含み損のままだったり、10年目にして暴落が起きて含み損に突入したりと最悪の可能性を考えればキリがありません。

そしてその最悪の可能性は2000年あたりからインデックス投資を始めた人にとっては現実になりました。

そして、その可能性が今後20年間ほどの間に現実化しないという保証はありませんし、むしろ現実になる可能性の方が高いかもしれません。

いつかこのような風景を自分が見ることになる日が来るわけですね。

しかし、市場平均と心中すると決めた以上は継続するしかありません

本当はコロナショックの結果、9年目にして含み損に突入していればインパクトがありましたが、案外含み益はキープしていました(笑)

それまでの相場が好調すぎましたね(笑)

私のインデックス投資人生は始まったばかりですが、今後このような状況になることを覚悟しつつ、その状況でも継続する強い意志を持って、インデックス投資を続けていきたいと思います。

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