【銘柄紹介】グラクソ・スミスクライン(GSK)【ADR・ヘルスケア】

株式投資
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中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。

「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。

会社をやめるために給与以外のCF(キャッシュフロー)を育てています。

高配当株からの配当金もその1つで、高配当株投資を始めてちょうど1年が経ちますが、年間14万円ほどの配当金が入るまで育ってきました。

スタイルは高配当株ETFを中心に個別株を織り交ぜる方法をとっています。

→2020年7月にインデックス投資に転換

その中の銘柄の1つ、グラクソ・スミスクライン(GSK)について簡単に紹介します。

日本でもCMしてる商品が多いヘルスケア企業!

グラクソ・スミスクラインの基本データ

  • 本社:ロンドン
  • ティッカー:GSK
  • 設立:1999年
  • 従業員数:約10万人
  • セクター:ヘルスケア(Healthcare、GICS分類)
  • 決算:12月末日
  • 配当金支払月:1,4,7,10月
  • 株価:41.85ドル(2020/4/29)
  • 配当利回り:4.87%(2020/4/29)

グラクソ・スミスクラインはイギリスの製薬大手で、2019年の医薬品売上高ランキングでは世界第5位となっています。

1999年にグラクソ・ウエルカムとスミスクライン・ビーチャムが合併し、今の会社となりました。

利益の内訳(2020年1Q)

・医薬品が約48.5%

・ワクチンが約19.9%

・コンシューマーヘルスケアが約31.6%

医薬品では、元のグラクソ・ウエルカムが呼吸器の薬剤を販売していたこともありその方面に強みを持っています。特許期限は切れたものの「アドエア」というブロックバスターも生み出しました。今期も呼吸器系薬剤は前年同期比+38%となっています。これはコロナの影響ですかね。

ワクチンも伸びています。2015年にノバルティスからワクチン事業を取得し、現在世界最大規模となっています。当然、新型コロナ対策ワクチンを開発中ですが、大量生産は2021年中になるとの発表がありました。

また、前年からの伸びが最も大きいのがコンシューマーヘルスケア事業です。これは米ファイザー社の同部門を統合したためで、前年比+44%も伸びています。2018年にはノバルティスからも同事業を買収しています。

他の製薬会社はコンシューマーヘルスケアを切り離し製薬に集中する選択を採っていますが、GSKはその切り離されたコンシューマーヘルスケア部門を買収し地盤を固めています。

日本でもGSKの商品は有名で、風邪薬のコンタック、歯磨き粉のシュミテクトやアクアフレッシュ、入れ歯関連のポリデントやポリグリップ、鼻孔を広げるブリーズライトなど薬局やCMでよく見かける商品を数多く販売しています。

私もシュミテクトユーザーでそこからGSKを知りました。このように生活必需品セクターのような側面も持っています。

グラクソ・スミスクラインの売上等推移

データはモーニングスター及び公式IRから持ってきています。

2020年1Qまでの情報です。

2014~2016年あたりは少し厳しい状況となっていましたが、それ以降は右肩上がりで安定しています。2015年の純利益が突出しているのは、前述したノバルティスからのワクチン事業取得に関するものではないかと思います。

何よりも営業利益率が25%超えで安定しているのは素晴らしいと思います。

2020年1Qも順調です。

グラクソ・スミスクラインのCF推移

CFは2015年を除き概ね安定していると思います。2015年は、これも事業統合に伴う現金流出があったものと思われます。

2020年1Qは好調だった2018年を上回る勢いでCFを稼げており好調です。例年1QはCFが低く出ているので2Qを楽しみに待ちたいと思います。

グラクソ・スミスクラインの配当推移等

2014年から配当金額は据え置きです。2015年に特別配当が少しありましたが、それは抜いています。

調整後EPSベースの配当性向は問題ないですが、フリーCFベースだと100%を超えてしまっている年が散見されます。

ここ2年ほどは問題ないですし、2020年もこのままのペースなら順調と思われます。無理な増配はしなさそうな企業ですね。

なお配当月が1,4,7,10月なので、配当支払い月の分散に良い銘柄かもしれません。また、このグラフはポンドベースのグラフですので、為替の状況によってはドルベースで支払われる配当金額が上下することには注意が必要です。

グラクソ・スミスクラインのバランスシート

2019年末のバランスシートです。

S&Pの格付けではAです。

買収によりのれんなどの無形固定資産が多くなっています。このあたりはファイザーとも似ています。

流動負債が流動資産よりも多くなっていますし、自己資本も厚いわけではないので財務はやや心配です。

2020年1Q決算について

2020年1Q決算

売上:90.9億ポンド 前年同期比:+19%

調整後EPS:0.377ポンド 前年同期比:+25%

前年同期を上回る力強い決算となりました。

セグメント別にみると

医薬品:43.9億ポンド 前年同期比:+6%

ワクチン:18億ポンド 前年同期比:+19%

コンシューマーヘルスケア:28.6億ポンド 前年同期比:+44%

と全事業で前年同期を上回りました。特にコンシューマーヘルスケアはファイザーからの事業統合の成果が出ています。

2020年通期ガイダンス(予想)

調整後EPS:-1%~-4%下落

2020年の通期ガイダンスは2019年4Q決算発表時のものを維持し、2019年より微減としています。ただ、新型コロナ感染拡大の影響を見通せないため、今後変更される可能性も示唆しています。

新型コロナ感染拡大の影響については、特にこれからの数か月で、国内外で重大なリスクが生じる可能性があるとも述べています。

グラクソ・スミスクラインのまとめ

ヘルスケアセクターでありながらコンシューマーヘルスケア部門でたくさんの生活必需品を販売している点において、生活必需品セクターのような底堅さを感じる銘柄です。

近年は利益面、CF面でも安定して推移しており、2020年1Qもよい決算だったと思います。

なかなか増配は見込めないものの、減配する理由は特に認められません。

またADR銘柄でありイギリス現地での配当に対する課税がされませんので、配当額の手取りを大きくすることが可能です。

ヘルスケアセクターとしてポートフォリオに組み入れても良い銘柄だと思います。

保有状況等

私はグラクソ・スミスクラインを8株保有(2020/4末現在)しており、保有株式全体の約1.05%となっています。

上記記事は2020/3末のものです。

4月中に下落したところで定期買付ができたので、株数を増やすと同時に含み益も乗っている状態です。

強く前面に押し出すものがこれと言ってあまりない銘柄ではありますが、安定感はあると思います(笑)今後も少しづつ買い増したい銘柄です。

参考になれば幸いです。

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