【銘柄紹介】BP(BP)【高配当ADR・石油メジャー】

株式投資
この記事は約6分で読めます。

中流層のみなさん、こんにちは。むたろうです。

「収入は平均くらいですが、会社が嫌いなのでセミリタイアしたい」をコンセプトにブログを書いています。

会社をやめるために給与以外のCF(キャッシュフロー)を育てています。

高配当株からの配当金もその1つで、高配当株投資を始めてちょうど1年が経ちますが、年間14万円ほどの配当金が入るまで育ってきました。

スタイルは高配当株ETFを中心に個別株を織り交ぜる方法をとっています。

その中の銘柄の1つ、BP(BP)について簡単に紹介します。

イギリスの石油メジャー。ADR銘柄ですので、NISAで買えば配当金への課税がありません。

BPの基本データ

  • 本社:ロンドン
  • ティッカー:BP
  • 設立:1909年(前身アングロペルシャ石油設立)
  • 従業員数:約7万100人
  • セクター:エネルギー(Energy、GICS分類)
  • 決算:12月末日
  • 配当金支払月:3,6,9,12月
  • 株価:24.31ドル(2020/4/28)
  • 配当利回り:10.37%(2020/4/28)

BPはイギリスの総合エネルギー企業で、石油メジャーの一角です。

売上はロイヤルダッチシェルに続く2番手となっています。前身はセブンシスターズのうちの一社アングロペルシャ石油です。

BPも石油メジャーなので、石油に関して垂直統合的に探鉱、採掘、輸送、精製、販売を行っています。油田を探して開発し、掘って、運んで、製品にして消費者に売るということですね。

原油価格が暴落したことにより株価も暴落。

配当利回りは10%台と非常に高くとなっています。

利益の内訳(2020年1Q)

・Upstream(上流事業=油田開発、採掘など)が約4.5億ドル

・Downstream(下流事業=運搬、精製、販売など)が約54億ドル

・Other(その他)=約0.4億ドル

下流事業の売上に占める割合が高いです。

前年から比べると特に上流事業での落ち込みが激しいですね。前年同期比-44.9%です。

上流事業は原油価格に大きく左右されるビジネスですので、これだけ原油価格が下がれば売上は大きく落ち込みます。

下流部門は意外と健闘しており、前年同期比-5.3%と上流部門に比べるとまだ良い方です。

またBPの特徴と言えば、2010年に発生したメキシコ湾での原油流出事故です。過去最大の原油流出事故と言われ、多額の賠償金を支払うこととなりました。この事故に関する費用はいまだに支払いが続いています。

石油メジャーはこのような事故が起こるリスクとも常に隣り合わせです。

BPの売上等推移

データはモーニングスター及び公式IRから持ってきています。

2020年1Qまでの情報です。

石油メジャーの定めですが、売上や利益の推移は原油価格とほぼ連動しています。

2014~2017年はほとんど利益が出ていません。また2010年も原油流出事故の関係で赤字となっています。

エクソンモービルと比較すると、より不安定な利益推移となります。

石油産業自体に、安定性を求めるのが間違っているのかもしれませんが・・・。

2020年1Qは売上が前年同期比8億ドルほど減少営業益、純利益ともに赤字となっています。

2017年あたりから調子が上向いていただけに、残念です。

BPのCF推移

CFもまったく安定感がありません。特に2016年まではフリーCFもマイナスの年が多かったりと良いところがありません。

しかし2017年からはフリーCFが安定してきており、毎年右肩上がりです。

2019年は特にCFが安定しており、「これなら」と思って買いましたが。。。

2020年1Qでは純利益も赤字ですので、営業CFも低下しフリーCFも赤字となってしまいまいした。

なお、2020年の投資額を25%減らす方針が打ち出されていますが、これだけ営業CFが落ちるとフリーCFはなかなか出ないと思います。

BPの配当推移等

2010年の原油流出事故の事故の際に大幅減配を行いましたが、それ以降は配当維持か増配をしてきました。

上記の利益やCFの状況を見ると厳しいように見えますが、なるべく減配しないという姿勢が見えるとは思います。

2019年4Q発表時には0.015ドル(約2.4%)の増配を発表し、2020年は0.63ドルが予定されていました。

しかし、近年CFは安定してきたとはいえ配当性向はぎりぎりに近く、いつ減配があってもおかしくない状況ではあります。

2020年1Qでは、調整後EPSもFCFPSも配当額を下回っていますが、増配の発表を維持し0.63ドルの配当額が示されました。

しかし、現在の厳しい状況を考えると2Qでの減配もありえるかもしれません。

BPのバランスシート

2019年末のバランスシートです。

S&Pの格付けではA-となっています。自己資本も低くはなく、流動資産も多いですので、返済能力がすぐに問題になるレベルではないと思います。

ただエクソンモービルの分厚い自己資本と比べるとやや見劣りします。

そして2020年1Qの業績悪化に伴い、財務がやや悪化しています。

公式IRから

「Net debt」が2019年4Qから比べると45,442から51,404と大幅に悪化しているのが分かります。借入金の増加と配当支払い等による現金流出の結果です。

2020年1Q決算について

2020年1Q決算

売上:59億ドル 前年同期比-11.7%

純利益:-43億ドル

調整後EPS:0.24ドル 前年同期比-65.7%

売上、調整後EPSともに前年同期を大きく下回るとともにアナリスト予想も下回りました。

純利益は大きな赤字で、特に原油価格が急落したことを受けての在庫品の評価損や事業の減損が大きいです。

そういった要素を除いた調整後EPSは黒字ではありますが、それでも前年同期比で大きなマイナスとなっており本業でもまったく収益をあげられていません。

2020年通期ガイダンス(予想)

通期についての言及は見られませんでしたが、4-6月期はより厳しいものになるとの見通しを示しました。

BPのまとめ

石油メジャーなので仕方ないですが、株価は原油価格に左右されながら推移するでしょう。

こんなことを言ってはアレですが、今回の原油価格暴落を見て思ったのは石油メジャーの売上・利益とかって気にするだけ無駄かもしれないということです(笑)

すべては原油価格次第ですし、原油市場の前では企業努力というものも霞んで見えてしまいます。

BPも2017年ころから支出を減らしたり、再生可能エネルギーに積極的になったり、脱炭素の目標を掲げたりとやってきましたけどね。

ということで、エクソンモービルと同じですが、売買を繰り返すよりも配当金を狙って長期保有し、循環的に株価が下がる時期がくれば買い増し、という戦略が一番いいのかなと思います。

石油メジャーが倒産するということは考えづらいですし、再生可能エネルギーにも積極的なBPです。原油価格が回復し、立て直しの時期が来るのを待ちましょう。原油も世界中でエネルギーとして使われている以上いつかは価格が戻ってきます。

その間の減配がないことを祈って(笑)

保有状況等

私はBPを54株保有(2020/4末現在)しており、保有株式全体の約7.5%となっています。

ここから年間14,000円ほどの配当金が発生します。

この暴落時に買い増ししてもよかったのですが、エネルギー株の割合調整のため買い増しは見送っています。

株価の低迷はまだ続くと思いますので、ポートフォリオのバランス調整が終わった段階で様子を見て買い増したいと思います。

参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました